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マラソン&ランニングニュース

50年前の雄姿再び=ボストン優勝の重松さん―マラソン

(2015/4/20-9:47)

 【ボストン時事】男子マラソンの元世界記録保持者で福岡市在住の重松森雄さん(74)が、20日に開催される第119回ボストン・マラソンに招待された。1965年大会で当時の大会記録を更新する2時間16分33秒をマークして優勝。50年前の覇者として招かれ、19日の記者会見で「私の人生はここから始まった」と感慨を込めた。

 ボストンを制してから約2カ月後、英国の大会に出場し当時の世界最高記録を塗り替える2時間12分0秒で優勝。「ボストンで優勝して自信がつき、世界記録につながった」と話すと会見場は大きな拍手に包まれた。

 第100回の96年大会以来となる招待。2013年大会で爆弾テロが起きた際に今後の継続が危ぶまれたが、「米国は団結力がある。大会を続けてくれる」と信じ、今年1月に心待ちにしていた招待状が届いた。

 米国最古と言われる伝統のレースで50年前の出場者は364人。今や3万人以上の規模に発展し、「隔世の感。困難を乗り越えて続けていただいていることに感謝したい」としみじみ。今回、レースは観戦のみだが、18日に「ファンラン」の5キロ走に参加。心臓疾患などを抱えているため歩いてゴールすると、「前回は優勝で今回は最後から3番目。これも人生」とユーモアを込めて笑った。

 3月に競歩男子20キロで鈴木雄介(富士通)が世界新記録を樹立。五輪、世界選手権実施種目では日本男子陸上界で重松さん以来50年ぶりの快挙となり、「素晴らしい。マラソンやスポーツの発展につながれば一番いい」と喜んだ。これからも温かい目で選手を見守っていく。

[時事通信社]


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